経済産業省は、コロナ資金繰り支援の継続や増大する債務に苦しむ中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジを促す総合的な支援策を展開するため、金融庁・財務省とも連携の上、「中小企業活性化パッケージ」を策定しました。今後は、本パッケージに基づき、中小企業の活性化に向けた施策が展開されるようです。

以下、本パッケージにおける「コロナ資金繰り支援の継続」に関するハイライトです。

①セーフティネット保証4号の期限延長
経営の安定に支障が生じている中小企業を、一般保証（最大2.8億円、80％保証）に上乗せした別枠保証（最大2.8億円、100％保証）の対象とするセーフティネット保証4号の期限を延長（3月1日→6月1日まで）。

②政府系金融機関による実質無利子・無担保融資の継続等
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて業況が悪化している事業者に対する実質無利子・無担保融資、危機対応融資（*）を、融資期間を15年から20年に延長した上で期限を6月末まで延長。

③新型コロナ対策資本性劣後ローン（日本政策金融公庫）
事業の成長・継続等を支援するため、民間金融機関が自己資本とみなすことができる日本政策金融公庫の資本性劣後ローン（最大20年元本据置、上限額10億）を来年度末まで継続。

※ 「中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジの総合的支援」については、新制度なども含まれており、詳細が公開された時点で別途ご案内させて頂ければと思います。

コロナ禍の影響に加え、原油価格高騰や国際情勢不安など、経営環境は一層厳しい状況かと存じます。
事業や生活に関して、不安なことなどありましたら、お気軽に担当者までご連絡ください。

中小企業活性化パッケージ