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オンラインM&A マッチング代行

2023/08/31

オンライン小規模M&Aのステップガイド

M&Aとは、株式や事業の譲渡による事業者同士の提携を指し、ビジネスの成長と発展に重要な戦略的手段です。本記事では、オンライン小規模M&Aの基本的なステップとその重要性について、主に売り主の立場から解説しています。また、オンラインマッチングサイトの役割を簡単に紹介します。

 

オンライン小規模M&Aのステップ解説:

ステップ1: 企業価値の評価

最初のステップでは企業価値の概算を計算し、希望する価格帯になりそうかを検討します。企業価値の計算には専門的な知識が多く必要になりますので、専門家と相談の上で実施することをおすすめします。債務超過の企業でも価値が付くことも少なくありません。まずは相談をしてみましょう。

 

ステップ2: オンラインマッチングサイトへの案件登録

M&Aの成約には買い手が必要です。小規模な事業者が、少ない専門家報酬で効率よく買い手を探すにはオンラインマッチングサイトの活用が不可欠です。Batonz のようなマッチングサイトへ登録すると、平均して16件以上の買い手候補企業からのオファーが届きます。専門家の支援を受けながら情報交換を重ねましょう。

 

ステップ3: 交渉とデューデリジェンス

買い手候補企業の絞り込みができた段階で、基本合意契約を締結します。その後に、M&A のステップの中核である交渉とデューデリジェンスが始まります。買い手が売り手企業を精査します。主に財務・労務・法務等のリスクや可能性を明らかにし、それを評価額に織り込んでいきます。

 

ステップ4: 合意書と契約の締結

交渉がまとまれば、合意書と契約の締結が行われます。株式を譲渡し、対価を受け取ることでM&A は終了です。両者の利害関係者(取引先や従業員等)に情報を開示し、売り手企業の株主としての仕事が終わります。オンラインマッチングサイトを利用する場合、ステップ2の案件登録からここまで、平均して4ヶ月程度の期間で進むことが多いです。

 

ステップ5: M&A 後のアフターケア

M&A が終わると、そのM&A の成果を実際に得るための統合業務が始まります。専門用語ではPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)と言います。業務・経営・意識の統合を目指して問題課題を洗い出し、”100日計画” といわれる計画を策定し、統合業務を行います。この時点でも財務・労務・法務の専門的な業務が多数ありますので、専門家の支援を受けることをおすすめします。

 

はじめてのM&A アドバイスとポイント:

専門家支援の活用:

M&A のすべてのステップで、様々な専門的な課題が生じます。課題は財務・法務・労務の特定の領域に限定されず、時には収益性や経営などの領域にも及びます。総合的な支援が可能な専門家の支援を受けることをおすすめします。

 

オンラインマッチングサイトの活用:

オンラインマッチングサイトは、適切な買い手候補を効率よく見つける手段として不可欠です。例えばBatonz の場合、サイト登録をしている買い手候補企業は約18万者おり、それらの候補企業と効率良く商談ができることは、費用や時間をかけられない小規模M&A ではより重要性が高くなります。

 

まとめとアクションアイテム:

M&Aのステップはイメージできたでしょうか。ほとんどの事業者にとって、M&A は初めてのことでたくさんの不安があります。また、何ヶ月もの期間にわたるプロジェクトは精神的にも肉体的にも大変です。専門家を活用しながら、計画的に進めることで、効率良い成果を目指してください。

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