逆に、７５点の例としては、ZoomやGoogle Meetなどを使ったWEB会議の話が分かりやすいかもしれません。たとえば、全国の拠点から東京の本社に集まってリアルに会議を開くのが１００点（本当にそうかは疑問ですが）だとすると、WEB会議は差し詰め７５点といったところでしょう。

確かに、直接会ってコミュニケーションを取るとか、立ち話をするとか、１対１でこっそり内緒話をするとか、会議が終わって飲みに行くなどということは、WEB会議ではなかなか難しいことです。しかし、往復にかかる時間も、交通費も、乗り物の中での感染リスク（COVID-19に限らず）もありませんので、通信環境によって起こる不具合やスキンシップのなさなどを我慢すれば、「WEBでいいじゃん！」という判断は十分にあり得ます。

（Ⅰ－２．どうして７５点なのか　①に続く）