最近、「課金する」という言葉をよく耳にしますが、その多くはインターネット（とくにオンライン・ゲーム）の有料サービス・機能にお金を払う意味で使われています。お金を払う側の話ですから、本来は「課金される」や「課金に応じる」「お金を払う」となるはずで、「学校教育をちゃんと受けているのか？」と言いたくなってしまうのですが、実際には、分かっていながら迎合している人も多いようです。

“毎日ことば”では、寄付金を募る意味の「募金」が、「募金する」というように寄付をする意味で使われているのと似ていると指摘しています。まあ、『言葉の用法の変化』と言えばそれまでですが、「悪貨は良貨を駆逐する」ってやつかな・・・というのが正直な感想です。

（２－２．に続く）